台形面の家2003年 東海大学岩岡研究室

 

 

 


□44坪のフラットな敷地上に、家族4人が住むための家を計画した。 西側の狭い道路を挟んで反対側に広がる雑木林は、実は隣りの民家の広大な庭の一部であり、その意味でこの町の歴史的面影を残すものでもある。 この豊かな景観を、単に部屋の窓から借景として観賞するだけでなく、建物の外壁全体にその風景を映り込ませることによって、 日々刻々と変化する豊かな緑を建物に「纏(まと)わせる」ことを試みた。 すなわち、濃い茶色で塗った構造用合板の上に透明ガラスを通気層を設けて固定させることで、ガラスという素材のもつ透過/反射の性格が同時に現象するような立面をつくった。 そこでは、自然樹林の複雑なパターンと半人工的な合板の板目模様が重なり合う。さらに、建物のウラ側(東側)の隣地内にも豊かな樹林が残存しているが、 その樹林とファサードに映り込んだ樹林とが視覚的に連続する瞬間に、建物のアウトラインが消失し全体が透明化するような効果も意図している・・・。(jt2003.12月号より)

 

 

■建物名称
 台形面の家
■場所/竣工年
 神奈川県大磯町/2003年
■意匠設計
 岩岡竜夫研究室
 (担当:加藤正三、杉本貴司、浅沼真一) 
■構造
 金箱構造設計事務所(担当:金箱温春、今村柳輔)
■設備設計
 岩岡竜夫研究室
■施工
 栄港建設(担当:岡田雅人、塚原隆光)
■地域地区
 第1種低層住居専用地域
 防火指定なし
■建物用途
 専用住宅
■構造/階数
 木造/地上2階
■敷地面積
 175.79m2
■建築面積
 78.46m2 44.63%<50%
■延床面積
 144.00m2 81.91%<100%