対屋の家1999年 岩岡竜夫研究室

 
    
□建替プロセスを計画する
 3世代が同居する農家のための住宅である。設計に先立ってまず重視した点は、計画対象であるこの敷地全体が、 8人の住まいであるとともに農業を日々継続して営むための拠点でもあることから、 日常生活と生産活動に支障をきたさないためのスムーズな建て替えの順序をどう組むかであった。 具体的には、まず車庫として使われていた旧倉庫の北半分を解体し、そこに新しい母屋を建て、次に旧母屋を解体し、そこに新たに倉庫兼作業場を建てた。 最後に旧倉庫を解体してそこを庭とした。最終的には、広い中庭を中心として北側に母屋、南側に倉庫がほぼ並行して対置するプランとなった。 各々の建て替えは短い農閑期に進められ、トータルで1年半の過程であった。

■建物名称
 対屋の家
■場所/竣工年
 長野県松本市/2000年
■意匠設計
 岩岡竜夫研究室(担当:大宮司勝弘)
■構造
 団設計同人(担当:岩田孝)
■設備設計
 岡江組(担当:岡江正)
■施工
 岡江組(担当:岡江正、藤田寛)
■地域地区
 都市計画区域内、市街化調整区域
 法22条指定地域
■建物用途
 専用住宅+農業用倉庫
■構造/階数
 木造・在来軸組工法/地上2階
■敷地面積
 822.33m2
■建築面積
 149.05m2(母屋のみ) 18.1%<70%
■延床面積
 238.45m2(母屋のみ) 28.9%<240%